【コラム】ペットがいる家のお掃除方法:抜け毛や臭い対策の決定版!

犬、猫をはじめ、ウサギや小鳥など、ペットは私たちに癒しと喜びを与えてくれる大切な家族と言えます。しかし、快適なペットライフの裏には「抜け毛」と「臭い」という2大問題がつきまといます。特に室内でペットを飼っているご家庭では、掃除の仕方次第で部屋の清潔さや快適さが大きく変わります。
今回は、ペットがいる家庭に特化した効率的な掃除方法と、抜け毛・臭い対策を部屋別にご紹介します。

 

1. 抜け毛対策:掃除の基本は「舞い上げず、絡め取る」

掃除機は「専用ヘッド」か「静音タイプ」を
ペットの毛はフローリングにもカーペットにも容赦なく付着します。一般的な掃除機では取りきれないこともあるため、ペット専用のタービンブラシ付きヘッドや静電気で吸着するモップ付きタイプがおすすめです。
また、音に敏感な動物のために静音掃除機を選ぶと、ペットがストレスを感じずに掃除できます。

ドライモップ or 粘着ローラーを先に使う
ホコリや毛を舞い上げると空気中に広がってしまいます。掃除機の前にドライモップや**コロコロ(粘着ローラー)**で床や家具を軽く撫でて、毛をからめ取るのが効率的です。

カーペットには「ゴム手袋」でこする!
カーペットに絡んだ毛にはゴム手袋やゴム製ブラシが効果絶大。軽く撫でるだけで毛がまとまって浮き上がってくるので、最後に掃除機で吸い取ればOK。

 

2. 臭い対策:元から断つ+空気の管理が重要

トイレの掃除は「1日1回」が目安
猫や小型犬のトイレは特に臭いがこもりやすいため、最低でも1日1回は処理するのが理想です。消臭機能付きの砂やペットシーツを使っても、汚れたままでは意味がありません。

ペットグッズは定期的に丸洗い
ベッド、毛布、おもちゃなど、ペットの匂いが移りやすいアイテムは週に1回を目安に洗濯しましょう。可能であれば天日干しにすることで、除菌と脱臭のダブル効果が期待できます。

空気清浄機&換気のダブル活用
室内に臭いがこもる原因は、換気不足と空気中のアレルゲン。脱臭フィルター付きの空気清浄機を使用するのに加え、1日2回の換気を習慣づけましょう。窓を5~10分開けるだけでも空気はずいぶんとリフレッシュされます。

 

3. 部屋別お掃除のコツ

リビング
ペットと人間が最も共有するスペースです。以下の流れで掃除すると効果的です。
① 片付け&毛取り(粘着ローラー、ドライモップ)
まずはソファやクッション、ラグに付着した毛をコロコロで取り除きます。
② 掃除機で毛とホコリを吸引
家具の下やソファの隙間など、毛が溜まりやすい場所は丁寧に。
③ 床拭き(水拭き or 除菌シート)
肉球の跡やよだれの跡が残ることもあるため、仕上げは水拭きで。抗菌タイプのウェットシートもおすすめ。

寝室
寝具に毛がつきやすく、ダニの温床にもなりがちです。
① リネン類をこまめに洗濯(週1回以上)
特にペットが一緒に寝ている場合は必須です。防ダニ加工のカバーに変えるのも効果的。
② ベッド周辺の毛取り&掃除機がけ
ベッドの下も毛が溜まりやすいので、ヘッドの小さい掃除機で丁寧に掃除しましょう。

キッチン
食べ物を扱うエリアでは、衛生管理が最優先。
① ペットの立ち入りは制限
まずは物理的に毛の侵入を防ぐのがベスト。ゲートや扉で仕切りましょう。
② 床の掃除+除菌
足跡やよだれ、食べ残しが原因の臭いや雑菌が増えるので、毎日床を拭き掃除するのが理想です。

トイレ・ケージ周辺
ペットのトイレ周りは最も臭いが発生しやすいエリア。
① シーツ・猫砂の交換をルーティン化
溜め込まないことが最大の防臭策。交換後はトレーの水拭きと消毒も忘れずに。
② 周辺の壁や床も定期拭き取り
オシッコが飛んでいたり、毛が付いていたりするため、週1回は周辺の壁・床もアルコールスプレーなどで拭き掃除しましょう。

 

4. 予防的なお掃除アイデア

ペット用ブラッシングは「掃除の一部」と考える
抜け毛対策には、掃除するより先に毛を取るのが一番の近道。ブラッシングを日課にすることで、部屋に毛が落ちる量を激減できます。特に換毛期は朝晩2回でも良いくらいです。

ファブリック類は「防臭・防毛」仕様に
ソファカバーやカーテン、ラグなどを洗える素材・毛が絡みにくい素材に変更するのもおすすめ。汚れても気軽に洗えることで掃除のストレスが減ります。

まとめ

抜け毛と臭いは「溜めない」「習慣化」がカギ
ペットがいる家の掃除で最も大切なのは、「溜める前に取り除く」こと。毛や臭いを放置すると、掃除がますます大変になります。そのためには、毎日少しずつでもお手入れを「習慣」にしてしまうのが理想的です。
特別な掃除道具がなくても、コロコロやドライモップ、アルコールスプレーなどの身近なアイテムで十分対応可能です。ペットも飼い主も心地よく過ごせる清潔な空間をキープするために、今日からできる掃除習慣を始めてみてはいかがでしょうか。

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