【コラム】冷凍保存を上手く使って美味しく節約生活&食品ロスを防ごう~肉・魚編~

前回のコラムでご紹介させていだいた野菜編に続き、今回は肉・魚の上手な冷凍方法についてご紹介します。

肉・魚を冷凍するメリット

冷凍保存の最大の魅力は「鮮度を長く保てること」です。特に肉や魚は冷蔵庫で保存すると数日で傷みが進み、気づいたら色が変わってしまったり、においが気になったりすることも少なくありません。冷凍保存をうまく活用すれば、購入してすぐ使わない分も無駄にせず、計画的に消費することができます。また、肉や魚は冷凍する前にひと手間加えることで「時短調理」の強い味方になります。例えば、下味を付けて冷凍しておけば、帰宅後は解凍せずにそのまま調理可能。味も中までしみ込みやすく、忙しい毎日の献立づくりをぐっと楽にしてくれます。さらに、まとめ買いして小分けに冷凍することで食費の節約にもつながり、食品ロス削減にも効果的です。

肉の冷凍保存法とポイント

基本の保存の流れ

1.できるだけ購入後すぐに処理する
2.1回分に小分けしてラップで包む
3.保存袋に入れてしっかり空気を抜く
4.金属トレーにのせて急速冷凍
こうすることで肉の細胞を壊さず、食感や旨味を損なわずに保存できます。

部位別のコツ

・鶏むね肉・ささみ
そのまま1枚ごとに冷凍してもよいですが、あらかじめそぎ切りにして下味を付けておくと便利。火の通りが早く、炒め物やスープにもすぐ使えます。

・鶏もも肉
一口大に切ってから冷凍するのがおすすめ。解凍後にすぐ唐揚げや煮物に使えるので調理がスムーズです。下味冷凍の例:鶏肉+醤油+酒+生姜=照り焼きチキン用

・豚こま肉
まとめて冷凍すると固まりやすいので、1食分ずつラップに包んでから保存袋に入れましょう。広げて急速冷凍すれば解凍後もバラけやすくなります。下味冷凍の例:豚肉+味噌+みりん=味噌炒め用

・牛薄切り肉
冷凍するとパサつきが気になる部位は、油を軽くまぶしてからラップで包むとしっとり感が保てます。すき焼きや牛丼用にタレと一緒に下味冷凍しても便利です。下味冷凍の例:牛肉+玉ねぎ+すき焼きのタレ=牛丼用

 

魚の冷凍保存法とポイント

魚は肉以上に鮮度の落ちが早いため、購入後はできるだけその日のうちに冷凍処理をしましょう。ポイントは「水分をきちんと拭き取ること」と「1切れずつラップで包むこと」。これにより冷凍焼けや生臭みを防げます。

種類別のコツ

・切り身魚(鮭・鯖など)
キッチンペーパーで水分を取り、1切れずつラップして保存袋へ。味噌漬けや塩麹漬けにしてから冷凍するとさらに美味しく保存できます。下味冷凍の例:鮭+味噌ダレ=鮭の味噌漬け焼き 鯖+カレー粉+塩=鯖のカレー風味焼き

・刺身用の魚(マグロ・カツオなど)
買ってすぐに小分けし、空気を抜いて冷凍。解凍時は流水で袋ごと解凍し、半解凍状態で切るときれいな断面になります。

・イカ・エビ
下処理をしてから冷凍。イカは輪切りに、エビは殻をむき背ワタを取って1食分ずつ保存すると解凍後すぐ使えます。下味冷凍の例:イカ+醤油+酒+生姜=イカの照り焼き

 

冷凍のメリットを最大限に活かす工夫

・小分け冷凍で使いやすく:必要な分だけ解凍できるので食品ロス防止。
・急速冷凍で鮮度保持:金属トレーやアルミホイルを使うと短時間で凍結可能。
・真空状態を意識する:保存袋の空気を抜いて冷凍焼け防止。
・使う料理をイメージして下処理:味付け冷凍しておけば、解凍後にすぐ調理でき時短に。

冷凍保存で広がる食卓の可能性

肉や魚を正しく冷凍することで、毎日の献立がぐっとラクになります。買い物の回数が減り、使いたい時に必要な分だけ取り出せるため、計画的な食生活が実現できます。さらに、下味冷凍を取り入れれば「帰宅後10分で夕食完成」も夢ではありません。また、特売日などにまとめ買いをして冷凍保存しておく事により節約にもなります。肉・魚類は鮮度が命。そして鮮度の落ちが顕著な食材です。「消費期限までに冷凍すれば良い」ではなく、「買ったその日に冷凍」を心がけましょう。
食品ロス削減、節約、時短。すべてを叶える冷凍保存を日常に取り入れれば、忙しい毎日でも豊かな食卓を維持することができます。次回は「野菜編」「肉・魚編」に続いて、果物やスイーツをテーマにした冷凍保存法をご紹介していきます。

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